I Heart NY. And U?

An Angelina become a New Yorker, occasionally a Bostonian.
Dreaming to be a Parisian and a Londoner.
LAもBostonも大好き! ParisやLondonも憧れ. でもやっぱり、いつも心にあるのはNew York City.
NYCにとけない魔法をかけられてしまいました. 大好きな都市NYCの情報を中心に発信していきます.
ただいま、本拠地はTokyoです.
はじめましての方は"I Heart NY"からどうぞ♥

07 October 2010

Helath Education

Care.

Food Stampという制度がアメリカにあります。

低所得者層向けに行われている、食料費補助対策で、
わかりやすく言えば、クーポンみたいなものです。

1964 年かた開始された制度ですが、
いまやNY市民の35%以上がこの制度を利用しています。


もちろん、このクーポンで何でも買うことができるわけではありません。
タバコ、ビール、ワインなどの嗜好品やすでに調理されているお惣菜などは買うことができません。

栄養面に対しても配慮されていた制度ではありますが、
今まではこのクーポンで"アメリカ人の水"と言っても過言ではないソーダやジュースなども買うことができていました。

大都会NYCですら、肥満率や糖尿病率は決して低いとは言えず、
そのほとんどが低所得者層だといいます。

この問題を解決するためにNYCは、
ミルク、豆乳、ライスミルク、シュガーフリーのジュース以外の
栄養価の低い8fl. oz(およそ230ml)当たり10kcal以上ある飲み物を
クーポンで買うことを禁止しました。

これに対しもちろん不満の声もあるし、
厳しすぎるんじゃないかという声もあります。

でも、どちらが正しいとは一概に言えないと思うのです。


2007年に私はNYCのBeth Israle Medical Centerというところで病院実習をしました。

これは蛇足ですが、たとえば、そこのデトックス病棟では、患者さんが極度の肥満であろうが、
重度の糖尿病であろうが、目的はデトックスですので、食事制限はさせません。
彼らは24/7、あのドあまーいお菓子などにアクセスできるのです。

こんな患者さんに出会いました。
糖尿病の患者さんです。

彼は30代半ばだったでしょうか。
糖尿病の患者さんにはソーダやジュースはもちろん飲んではいけないという指導をしています。
その代わりカロリー0で炭水化物を含んでいないダイエットソーダなら飲んでもOKとしています。
(まーこれにも驚きましたが笑)

ベッドサイドに7upのボトルがあったので、「これはもう飲まないでくださいね」と
患者さんに申し上げたところ、
「え?なんで?これはNatural Flavoredって書いてあるから、
身体にいいんだと思って買ってきたのに」
そう仰いました。

はぁ。
Natural Flavoredって別にOrganicとかそういう意味じゃないんだけどな...
正直、驚いて、一瞬どう説明しようか困ってしまいました。
そもそもOrganicだろうとなんだろうと、
糖尿病のあなたが炭水化物を制限しなくてはいけないんだけど。

知恵を振り絞って説得したことをよく覚えています。


マクドナルドに行く方が、
健康に良い野菜を買って調理するより圧倒的に安い。
健康を考える前に空腹を満たす方が先。
そういう人たちが多いのです。






ムヤミやたらに、今まで慣れ親しんできたものを取り上げるのは酷だと思います。
だって、他に選択肢がないし、なんでそれがダメなのかが分からない人だって大勢いるのですから。


世界の大都市と言われるNYCですが、貧困の差は激しいです。

私はボランティアなどで低所得者層の住んでいる地域に行く機会があるのですが、
人種のるつぼのはずなのに、彼らは自分たちのコミュニティーで固まって生きています。

煌びやかで華やかなNYCですが、まだまだ課題がたくさんあるのは間違いありません。




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